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西川寅吉は、1877年(明治10年)ころから横浜元町で、琴三味線業を営むかたわら 教会および在留外国人の依頼によりオルガンの修理をしていました。 また、クラーク商会のイギリス人調律師クレン(W.A.Crane)とドイツ人の カイロ(Keilo)について、調律技術を学びました。 クレンは、1871年(明治4年)我が国初のプロテスタント教会である現在の 横浜聖公堂のパイプオルガン設置を担当しています。 西川寅吉は、輸入した外国製リードオルガンが高価で、貧しい国情で外貨 持ち出しを嘆いてリードオルガンの製造に挑戦したようです。 そして、1884年(明治17年)リードオルガンの試作に成功し、1885年(明治18年) 元町長町4-164に「西川風琴製造所」を設立しました。これが我が国初の洋楽器製造 と思われます。 1907年(明治40年)には、中区住吉町5丁目(馬車道)に西川楽器店を開設しています。 順調に店は拡大しましたが、その後、経営的に行き詰まり、1921年(大正10年)に 日本楽器製造に吸収されました。 |
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